みなさんは「Microsoft Publisher」というソフトウェアをご存じだろうか。
「Word」や「Excel」,「Power Point」に並ぶ,「Microsoft Office」シリーズのひとつである。
この「Publisher」は,簡易DTPを実現するソフトウェアである。DTPとは,Desktop Publishing,つまり出版物を制作するためのソフトウェアである。「Publisher」はその簡易版ということになる。
情報学教育研究会では多くの資料を公開してきたが,その一部は「Publisher」を使って制作したものである。
ところで,先日,「Microsoft Office」の最新のバージョンとなる2024が企業や政府機関向けにリリースされた。まもなく個人向けにもリリースされるが,このバージョンから「Publisher」が含まれなくなった。「Publisher」が含まれる最後のバージョンとなる2021のサポート期限となる2026年10月で廃止されるのだ。
研究会はもちろんのこと,仕事などでも「Publisher」をフル活用してきたため,「Publisher」の廃止は痛手である。そしてなによりも,手頃な乗り換え先がないことも痛手である。
サポート期限まであと2年。それまでに乗り換え先を見つけなくては。