教育の情報化の3つの柱

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教育の情報化は,次の3つの柱で構成されるとされる。それが「情報教育」,「教科指導等におけるICT活用」,そして「校務の情報化」だ。

この3つの柱を「情報化」と聞いて,教育関係者でなくとも「教科指導等におけるICT活用」と「校務の情報化」は想像がつきやすいだろう。前者は,流行りのタブレット型PCを授業で使うのだろう。後者は先生が職員室でPCを使って仕事するのだろうと。

しかし,「情報教育」という言葉を聞いて,「情報化」となれば,なんとなく頷きはするものの,パッとその意図を理解できる人は少ないのではないだろうか。そしてそれは,きっと一般の方だけではないはずである。

教育の情報化は,「情報教育」,「教科指導等におけるICT活用」,「校務の情報化」の3つの要素がバランスがとれていることで,うまく働き,そして教育の質の向上という効果を発揮する。

教育である以上,試行錯誤することも大事であるが,ルーを入れなければカレーにはならないのと,同じである。

執筆者

横山 成彦のアバター 横山 成彦 情報学教育研究会 代表

情報学教育研究会 代表。大阪学院大学高等学校 情報管理室 室長/株式会社SFC。修士(教育学)。専門は情報学教育,情報教育,情報科教育,学校教育の情報化。

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