教育の情報化は,次の3つの柱で構成されるとされる。それが「情報教育」,「教科指導等におけるICT活用」,そして「校務の情報化」だ。
この3つの柱を「情報化」と聞いて,教育関係者でなくとも「教科指導等におけるICT活用」と「校務の情報化」は想像がつきやすいだろう。前者は,流行りのタブレット型PCを授業で使うのだろう。後者は先生が職員室でPCを使って仕事するのだろうと。
しかし,「情報教育」という言葉を聞いて,「情報化」となれば,なんとなく頷きはするものの,パッとその意図を理解できる人は少ないのではないだろうか。そしてそれは,きっと一般の方だけではないはずである。
教育の情報化は,「情報教育」,「教科指導等におけるICT活用」,「校務の情報化」の3つの要素がバランスがとれていることで,うまく働き,そして教育の質の向上という効果を発揮する。
教育である以上,試行錯誤することも大事であるが,ルーを入れなければカレーにはならないのと,同じである。