Microsoft Officeのサポート期限

先日,PublisherがMicrosoft Office 2024で廃止になったとお伝えしたが,Microsoft Officeにはもうひとつ頭を悩ます問題がある。

それは,Microsoft Officeのサポート期限である。

Office 2013は,延長サポートがあり,2023年4月まで,約10年間にわたり,サポートを受けることができた。

しかし,Office 2021では,この延長サポートがなくなり,2026年10月でサポートがなくなってしまう。次のバージョンであるOffice 2024が発売になったのが2024年の秋であるため,このころにMicrosoft OfficeがプレインストールされたPCを買った人は2年間しかサポートを受けられないことになる。

学校の場合,夏休みは長期間,児童生徒が登校しないため,夏休みの期間中にコンピューター教室のリプレースをすることがあろうと思うが,この夏にリプレースをしたとすれば,その教室のMicrosoft Officeは2026年10月までのサポートである。

今までは延長サポートがあったため,次のリプレースの時期までサポートを受けられていたため,このような問題が回避できたが,延長サポートが受けられないため,このような問題が起こるようになってしまった。

Microsoftには延長サポートの復活を求めたいところだ。

執筆者

横山 成彦のアバター 横山 成彦 情報学教育研究会 代表

情報学教育研究会 代表。大阪学院大学高等学校 情報管理室 室長/株式会社SFC。修士(教育学)。専門は情報学教育,情報教育,情報科教育,学校教育の情報化。

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